「元カレを見返したい」と願う人が幸せな復縁を叶えるために必要なこと
彼から突然「別れたい」と言われて、関係を解消された。
彼を見返してやりたいんです。彼に謝らせたいんです。
そういうご相談をちょくちょくいただきます。
それが自分を高めるモチベーションになっている方も多いので、必ずしも悪いこととは言えないのですが、その「見返したい」がどこから来るのか?なぜ来るのか?を知って、幸せな復縁を叶える後押しにしてほしいなと思います。
元カレを「見返したい」と思うのはなぜ?
まず「見返したい」という気持ちがどこから来るのでしょうか?
彼の言葉から?行動から?
私の場合、彼から言われたことは「もう二度と女性として好きになることはない」でした。
この言葉がグサッと心に刺さって、悔しくて、しばらく立ち直れないくらいでした。
友達からも「あんな彼、早く諦めて、次に進んだ方がいいよ」とアドバイスをされたし、彼の悪口もたくさん聞きました。
でも、やっぱり諦めきれなかった。
その時の気持ちの割合が「やっぱり彼が好き」と「彼を見返してやりたい」が半々だったように感じます。
「もう1度好きになってもらいたい」と「女性として魅力的になって、1度でも離れたことを後悔させたい」という想いから、復縁を目指すことを決めました。
「復縁を叶えたい」という気持ちに火をつけてくれた言葉ではありましたが、その言葉の呪縛に苦しむことも。
なぜなら、誰よりも「私は女性としての魅力がなくて、好きになってもらえない」を握りしめて、「それが私」と思い込んでいたからでした。
「私には魅力がない」という前提から「私には魅力がある」まで這い上がるモチベーションは長く続かない理由
どこの誰よりも私が、彼の「もう二度と女性として好きになることはない」という言葉を信じ込んでセルフイメージにして、それを塗り替えるために行動していました。
「私は女性としての魅力がなくて、好きになってもらえない」という前提を握りしめて、「女性としての魅力を身につけるぞ!」と行動することは、長く継続するのが難しかったです。
すごく苦しくて、どこまで行ったら「魅力がある」と言えるのかゴールがわからなくて、復縁もできてなくて…。
見返してやりたい。この苦しさから早く解放されたい。
その苦しさって、彼と復縁できないから生まれたものではなかったんです。
「私には魅力がない」
彼に言われたことで作り上げたこの信念が「苦しい」という気持ちを生んでいたのです。
この「苦しい」という気持ちは、「あなたは間違ったこと、自分にとって必要のないことを思い込んでいますよ」のサインです。
ネガティブな気持ちを抱かせる思い込みは本来必要がない考え方、ポジティブな気持ちを抱かせるものが必要な情報であるという前提で考えるとわかりやすいかな、と思います。
間違ったことを信じ続けながらの努力は、自分の心が悲鳴を上げるので、長くは続きません。
その努力は自分自身に「あなたは魅力がないの、だから努力しないと好きになってもらえないの」と洗脳をかけ続けることになるからです。
「見返したい」という想いは、彼の言動を自分に当てはめているから湧いてくる
「あなたのひどい言葉から這い上がって変わった」と彼に示すために努力を続けるのは、誰よりも彼の言動を採用している自分に対しての怒りを強めます。
怒りを向けている相手は、彼ではないのです。彼はあくまでも投影先でしかないことを忘れないでください。
いつまでも彼の言動にとらわれて無価値観、無力感を持ち、自己否定をしていることに気づかず、走り続けている自分への怒り。
もう止まってほしいと願う心からのメッセージです。
勇気を出して足を止めて、ご自身の心と向き合ってください。
「彼を見返す」ために復縁するのか?「彼を好きでい続ける」ために復縁するのか?
復縁したい動機を改めて心と向き合って相談することで、自分の本音が見えてきます。
彼のことを好きでいることが楽しかった。
彼との時間を過ごせる幸せをまた味わいたい。
彼のことを好きでいる自分が1番かわいいと思う。
あなたの「彼が好き」という気持ちは紛れもなく本物です。
そして、あなたに本来の自分、本来の存在価値を思い出させてくれるものです。
彼を悪者にせず、自分のために、クリアな気持ちで復縁のために頑張れる。
そうなれたら、現実が動き始めます。
この記事がきっかけで、心に優しい形で復縁を叶える人が増えたら嬉しく思います。